先日、マクドナルドの前をクルマで通り掛かりましたら、ドライブスルーの入り口が並んでいて、ちょっとした渋滞が起こっていました。
 
こういった光景は、以前にはよく見かけましたが、最近では店内に1人もお客さんがいないようなことも少なくなかったので、珍しいと感じました。
 
その時はなぜなのか理由が分かりませんでしたが、クルマの中で考えていたのは「期間限定メニュー」または「割引クーポン」、そしてもう一つ「何かの大掛かりなキャンペーン」ということでした。
 
興味があったので後に改めて調べてみますと、9月5日から始まっている「ハッピーセット」が、渋滞の主な理由だろうということが想定出来ました。
 
想定と言うのは、並んでいる人に直接話しを聞いたわけではないので想定の域は出ないと思いそう書きましたが、ほぼ間違いはないだろうと思います。
 
「ハッピーセット」といえば“子供向けのおまけ”でお馴染みのセットメニューですが、今回のコンテンツが社会現象にもなっている「妖怪ウォッチ」と「アイカツ!」のデジタルゲームカードを求めた人たちだったようです。
 
妖怪ウォッチ


妖怪ウォッチ 2015 カレンダー

 
アイカツ!


アイカツ! アイドル名鑑 (画集・設定資料集)


 
これまでも人気コンテンツとタイアップしたグッズで集客してきたマクドナルドでしたが、久しぶりに大当たりしたということでしょう。
 
このタイアップというものは値引き販売同様とても難しい戦略です。特におまけとして本来売りたいものに添えるやり方だと、本来売りたい商品の良さを感じて顧客になってくれる人はごく少数で、多くの人はおまけに魅力を感じて購入するからです。
 
ですからこの効果がなくなった時に次の手を素早く打たないと、客離れが始まってしまいます。今回の「ハッピーセット」に関しては期間限定での提供のようですから次の手段は用意してあるのかもしれませんが、これは繰り返し続けなくてはいけない底なし沼のような戦略なんです。
 
ある意味、超大手企業にしか出来ない戦略だと思えるほどにプロモーション資金も掛かるやり方ですが、それほど潤沢な資金を持たない企業には魅力はあるけれど手を出したら沼にハマってしまうというようなものなんですね。
 
ユーザーは現金なものですから「料金を安くして商品の良さを分かって欲しい!」と、企業側が考えていても、「安いから買うんであって、高ければ買わない」ということです。
 
これは標準料金を適正価格に設定していても、価格を下げた時点で多くのユーザーには下がった価格が適正と判断されるからで、価格を戻した際に高い料金のイメージをより植え付けてしまいます。
 
タイアップについてもその時の集客が、商品の魅力なのかタイアップの力なのかは一目瞭然です。ですから同じように集客したければ同じようにキャンペーンを続けて打たないといけないということになります。
 
これは商品価値をユーザーに分かってもらうというよりも商品以外の魅力で引きつけていますから、同じ効果を求めるとするとずっと続けなければいけないという戦略になってしまうんですね。
 
価格や商品以外の魅力で集客するのではなく、商品の魅力を伝えてユーザーに理解してもらわないと、最後は沼で溺れてしまう可能性も高いということです。
 
 
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