今月の中旬に開設したCarShopオートさんのホームページを手掛けさせて頂きました。
中古車販売店という比較的私の得意な分野の仕事です。
クルマ屋さんにもいろいろありますが、こちらのオートさんは鈑金塗装が得意な中古車屋さんです。
30代中頃という経営者としては若い社長さんですが、パソコンやインターネットがとても苦手な人でしたので、ホームページは会社案内として割り切った使い方をするということでした。
その割には会社案内はスッキリしている印象ですが、真面目なホームページを意識しましたので、ユーザーに信頼して貰える手助けになれば狙い通りと言えると思います。
ここで上述のオートさんとは関係ないですが、自動車関連業者のホームページについてお話しします。
最近では自社ホームページを使って販売をしたいという経営者も多いですが、結局続かなくて過疎状態になっているホームページもよく見かけます。やるならちゃんと覚悟を決めて続けるようにしないと、一部の仲の良いお客さん以外の信頼はなくなっていきます。
ホームページなんて使い方次第なんだと思います。それによってお店にお客さんが増えることもありますし、まったく関係ないケースもあります。
中古車販売業者に案外多いのが、ホームページと実店舗のギャップが大きいといったようなイメージ先行型です。旅館や温泉などでは大問題になるところですが、クルマ屋さんは販売しているクルマが良ければ良いという考え方もあります。しかし立派すぎるホームページによって引き寄せられたお客さんにとっては裏切られた気分になるのではないでしょうか。
ですから特に中小規模ショップのブランディングでは、ターゲットやアピールポイントを欲張らずに絞ることと、誤解を生まないイメージ作りが重要です。
とあるクルマ屋さんを例にしましょう。
アピールポイントを聞いてみると、新車販売、中古車販売、買い取り、点検、エンジン修理、車検、鈑金、塗装、コーティング、クリーニング、部品、ドレスアップ、オーディオ&モニター、セキュリティー、タイヤ、代行、保険などなど、全部がアピールポイントだと言います。
確かに何でもやるのでしょうけれど、でも実はみんなそうなんですよ、どこも同じです。ですからインターネット上でそこを欲張ってしまうことでターゲットや自社のアピールポイントが逆に伝わらないという現象が起きちゃうんですね。
今回手掛けさせて頂いたオートさんに話を戻すと、鈑金塗装のみの営業であればホームページは必要なかったと仰っていました。中古車販売に力を入れていくようになってホームページが必要になったということで、中古車販売を軸に得意の鈑金塗装をアピールすることを意識したホームページにしました。
アクセス数の増加を目指すのであれば販売車の在庫情報をマメにアップしたり、ブログ等を設置して情報発信をした方がより効果的だと思います。しかし更新されず放置状態のホームページでは余計に信頼されないということで、今回は会社の案内として安定した印象を持ってもらうことに注力しました。
制作予算等もありますから作りたてのホームページというものはなかなか100%とはいきません。しかしホームページは開設してからが重要です。作って良しではなく、効果的な運営や利用によってビジネスに活かせるのです。
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2014年11月26日
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